気になる大谷翔平の“トレード条件” ドジャース最有力のワケ…米敏腕記者が徹底解説
ジョン・モロシ氏が提案「複数の有望株を手に入れてはどうだろうか」
去就問題に揺れるエンゼルスの大谷翔平投手は、来季果たしてどのユニホームを着るのだろうか。そして、今夏の電撃トレードはあるのだろうか。もし移籍となれば、ドジャース最有力という声も囁かれる中、敏腕記者として知られるジョン・モロシ氏が、その理由を解説している。
米放送局「MLBネットワーク」に出演したモロシ氏は「私の複数の情報筋との会話に基づくと、トレードはいまだに可能性が低いが、可能性はある」と明かしている。さらに、「ショウへイを動かす(トレードする)基準は非常に高いが、エンゼルスは入ってきている問い合わせに対して耳を傾けざるを得ない」と説明している。
また、「難しいのは、過去に比較できるケースがないことだ。以前ショウへイ・オオタニのような選手がトレードされたときの見返りはこれだった、というものがない。彼は唯一無二」とも。それでも、「球界有望株ランキングトップ100の選手を複数オファーされたら、エンゼルスは少なくとも考え始めなければならない。今エンゼルスはそういう状態だ」とチーム状況を伝えている。
では、なぜドジャースが最有力なのだろうか。「MLBパイプラインによれば、球界トップ100有望株のうち9人をドジャースが擁している。これは全チーム中最多だ」。つまり、トレードの対価が豊富だということだ。「そして冬にオオタニとFA契約することが見込まれているのは、ご存じの通りドジャースだ。では、ドジャースは今季残り試合のため、そしてその後、長期契約を結ぶ機会を得るために割増金を払うだろうか」と投げかけている。
大谷をトレードで獲得した球団は、オフのFAを待たずに長期契約を結ぶことが可能となる。「ドジャースとエンゼルスは同じ地元でライバル関係にあるので、その相手にエンゼルスがオオタニをトレードするなんてありえないという声もある。だが結果的に彼がそこと契約してしまうのなら、長期的視野に立って、トレードして複数の有望株を手に入れてはどうだろうか」と持論を展開している。
(Full-Count編集部)