いまだ失敗ゼロ…吉田正尚が足で魅せる“再現性” 「根拠をもって」塁を盗む卓越技術
ブラックバーンからは10日にも盗塁を決めていた
■レッドソックス 7ー0 アスレチックス(日本時間18日・オークランド)
レッドソックスの吉田正尚外野手が17日(18日)、敵地でのアスレチックス戦に「4番・指名打者」でスタメン出場し、5打数1安打1盗塁の活躍で打率を.316とした。6回には今季7盗塁目を決めるなど、足でも躍動。チームは7-0で快勝した。
極めて高い“再現性”を見せつけた。6回無死二塁で打席に向かうと、初球をレフト前に弾き返した。その後、1死一塁の走者で、果敢に次の塁を狙った。投球モーションを完全に読み、今季7個目の盗塁に成功。試合後は「意味のある盗塁を今後もしていきたい」と淡々と話した。
吉田が投球モーションを盗んだブラックバーンは、前回対戦した9日(同10日)も盗塁を決めていた。スタスタとスタートを切った吉田は「前と一緒で根拠を持って、行けると思って走りました」と頷いた。
試合前にはアスレチックスの藤浪晋太郎投手とガッチリ握手を交わし「球宴休みのこととか、ゆっくり過ごせましたという話ですね」と笑顔をみせた。チームは貯金7ながらア・リーグ東地区4位。勢いの出てきたチームに「後半に行くにつれ、プレッシャーもかかってくると思いますので、貯金を1つでもしたい」と力を込めた。
(真柴健 / Ken Mashiba)