大谷翔平トレード獲得の“最大の利点”とは? 米記者予想…V争い中でも動かない2球団
米記者「オリオールズとレイズは長期契約をする意向を見せていない」
8月1日(同2日)に迫るトレード期限までに、エンゼルスの大谷翔平投手の移籍はあるのだろうか。米野球分析専門サイト「ベースボール・プロスペクタス」のザック・クライザー記者は「どのチームがトレードでショウヘイ・オオタニを獲得する? 巨額な長期契約を提示する用意があるチーム」として獲得の“利点”を挙げた。
投打二刀流のスターの今季の年俸は3000万ドル(約42億円)だが、トレード期限で獲得すれば、残りの契約は1000万ドル(約14億円)と格安になる。しかし同メディアは「編成にとって、オオタニを後半戦で保有する最大の利点は、今オフ勃発するFA史上最大の入札戦争が起きる前に、長期契約の交渉を独占できることだ」と分析する。
長期契約するつもりがないチームは、例え優勝争いをしていても動かないと予想。「オリオールズとレイズはア・リーグ東地区の優勝争いを確実にしている。トレードで獲得するだけの資金力があり、もし加入が決まればチームに貢献してくれるだろう。でも、オリオールズとレイズは、長期契約をする意向を見せていない。レイズの球団記録はワンダー・フランコと結んだ(11年)1億8200万ドル(約254億9800万円)だ。この契約はフランコの全盛期をカバーする契約だ」と30代の選手との長期契約はないとみる。
また「オリオールズの球団記録は、クリス・デービスと結んだ(7年)1億6100万ドル(約225億5800万円)だったが、控えめに言ってもうまくいかなかった」と長期契約には動かないことを予想した。
「(大谷の)トレードに対して積極的に動くチームは、今オフ真剣に長期契約を結ぼうとするチームだ」と同メディア。大谷の去就問題は連日大きな関心を集めている。
(Full-Count編集部)