選抜王者・山梨学院も敗退 準V報徳学園に続き無念の涙…春夏連覇の夢が散る
駿台甲府の大型右腕・平井から4点を奪うも延長タイブレークで屈す
第105回全国高校野球選手権の山梨大会は22日、山日YBS球場で準決勝が行われ、今春の選抜大会を制した山梨学院が、駿台甲府に延長タイブレークの末に7-9で敗れた。
山梨学院は初回に暴投で先制を許すなど3点を先行されるも、3回に佐仲大輝捕手が3ランを放ち同点。その後は互いに1点ずつを取り合ったが、7回の勝ち越し機は相手外野手の好返球に阻まれ、そのまま延長タイブレークに突入。延長10回にこの日2度目の登板のエース・林謙吾投手が5点を勝ち越され、その裏、3点を返したものの及ばなかった。
山梨学院は、今春の選抜大会を制し山梨県勢として初めて甲子園大会の頂点に立った。4季連続の聖地、さらには選抜に続く甲子園春夏連覇を目指したものの、最速150キロ超の大型右腕・平井智大投手を擁し、昨秋、今春と続けて県4強に入り勢いに乗る駿台甲府の前に敗退。これで、選抜準優勝校の報徳学園(兵庫)に続き、春の全国王者も県大会で涙をのむことになった。駿台甲府は春夏通じて初の甲子園への切符をかけて、24日の決勝・東海大甲府戦に臨む。
(Full-Count編集部)