“霊長類最強女子”吉田沙保里さんが始球式 豪快足上げからワンバン「ちょっと心残り」
西武-楽天戦で登板、世界大会連覇にちなんだ背番号「16」で登場
■西武 ー 楽天(23日・ベルーナドーム)
“霊長類最強女子”こと、五輪レスリングで金メダルを3つ獲得した吉田沙保里さんが23日、ベルーナドームで行われた西武-楽天戦で始球式のマウンドに立った。
背番号「16」の西武のユニホーム姿で登場すると、ファンからは大歓声。ショートパンツ姿で豪快に足を上げての投球は、ワンバウンドして捕手のミットへ。場内はどよめき、吉田さんは小さく手を振りながら、楽しそうにグラウンドを後にした。背番号は五輪と世界選手権を合わせた世界大会の16連覇にちなんだものだという。
登板後には「ノーバウンドで投げたかったのですが、ちょっと(地面に)当たってしまって、ちょっと心残りです」と悔しそう。「久しぶりに、これだけたくさんの方々の前に出て、緊張しました」と、初々しい言葉を並べた.
野球好きで、今春は西武のキャンプを訪れた縁から実現。「西武では平石(洋介)ヘッドコーチと家族ぐるみで仲良くさせていただいていて、松井(稼頭央)監督も紹介していただきました。どの球団にもちょこちょこ友達がいます」と、親交が深い選手も多い。登板前には自身のツイッターで「ストライク、入りますように…」とツイートしていた。