“大谷翔平マネー”の消滅はエ軍に大打撃 放出なら観衆1万人減も…莫大すぎるリスク

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷が移籍すれば約3万3000人の観衆が「激減する」と予想

 トレード期限の8月1日(日本時間2日)が迫り、去就が注目されているエンゼルスの大谷翔平投手だが、その行く末の鍵を握る可能性があるのが、背番号「17」がもたらす収益面だ。米記者はプレーだけでなく、“お金”の面でのチームへの貢献度の高さから、大谷は「残留する」とみている。

「彼はエンゼルスに大金をもたらしている」と、背番号「17」がもたらす収益面に言及したのは、米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者。記事によると、エンゼルスが大谷に関係して得ている金額は、実に年間約2000万ドル(約28億4000万円)にものぼるという。本拠地本塁ベース後方のスイートルームがある箇所には日本の広告看板が設置されており、それだけでも800万ドル(約11億3000万円)の収益を得られているそうだ。

 さらに、ナイチンゲール記者が指摘したのが、大谷がトレードされた場合の観衆の「激減」だ。現在は平均観客動員数3万3535人だが、大谷がチームを去れば、「少なくとも1万人は減少する」と推測。そうなれば、「シーズンチケットホルダーは更新を拒絶するかもしれないし、フランチャイズの価値は即座に急落するだろう」と指摘。よって、アート・モレノオーナーの気持ちを考えれば「オオタニは残留する」と結論づけている。

 有望株との交換か、それとも大谷がもたらす“お金”を重視するのか……。モレノオーナーは、最終的にどう判断するだろうか。

(Full-Count編集部)

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