敵地に響いた“コール”…ヌートバーが人気に驚き 大声援に感謝「凄いクールなこと」

カージナルスのラーズ・ヌートバー【写真:Getty Images】
カージナルスのラーズ・ヌートバー【写真:Getty Images】

4番で2打数1安打3四球1打点、連敗ストップに貢献した

■カージナルス 10ー6 Dバックス(日本時間25日・アリゾナ)

 カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が、24日(日本時間25日)に行われた敵地・ダイヤモンドバックス戦で、9回2死満塁の好機に、勝ち越しの押し出し四球を選ぶいぶし銀の活躍を見せた。「最後の四球はデカかったね」と自画自賛のヌートバーは敵地での絶大な人気ぶりについても「凄くクール」と喜んでいる。

 9回2死満塁の場面で打席に向かったヌートバーに巨大なブーイングならぬ、「ヌーイング」が鳴り響いた。敵地チェイスフィールドでも圧倒的な人気を見せつけた男はカウント1-2と追い込まれながら、ボールを見極め、勝ち越し点をもたらす押し出しの四球を選んだ。

「最後の四球はデカかったよね! 四球を選ぶ部分も自分の武器の1つ。今日はよくボールを見極めることができた。あまり当たりが出ない時には四球で出塁することが大事」

 試合後、満面の笑みで振り返ったヌートバー。今季の四球は44でチーム2位。この日は「初めてかも」と語った4番で先発し、2打数1安打3四球1打点。絶大な選球眼で連敗ストップに大きく貢献した。

 殊勲の四球後もアリゾナに地鳴りのような「ヌーイング」が鳴り響いたが、ヌートバー人気は敵地でも際立っている。「凄いクールなことだよ。カージナルスファンはすごく遠征で足を伸ばすからね。アリゾナのファンは(ヌーイングを)してないと思うんだけど、ここまで声が大きいと嬉しいね」と爽やかな笑みを浮かべていた。

(Full-Count編集部)

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