「メジャーでもエースに」 マイコラスが太鼓判…侍ジャパン2投手に見た“NPBの進化”
元巨人マイコラス「NPBはタレントの宝庫。少しでも役に立てたと思うと光栄だよ」
カージナルスのマイルズ・マイコラス投手は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で対決した侍ジャパンの佐々木朗希投手(ロッテ)と山本由伸投手(オリックス)を「メジャーのチームでのエース級になれる」と太鼓判を押した。
WBCでは準優勝に終わった米国代表のローテーションの一角で活躍。準決勝カナダ戦で5回から2番手で4回6安打1失点の力投で勝利に貢献していた。日本との決勝戦は登板機会がなかったが、大会中に見せた侍ジャパンの投手陣のクオリティは記憶に刻まれているようだ。
「サムライチームのタレントレベルは最高級だと思う。WBCで見たけれど、僕がジャイアンツにいた時よりも日本人選手の能力は向上していると感じた。サムライチームの投手は信じられないほどに素晴らしかった。オオタニ、ササキ、ヤマモトは素晴らしかった。ササキ、ヤマモトはメジャーのチームでエースになれると感じたよ。凄い才能だ。決勝で負けたのは残念だが、NPBの成長を感じることができたのは嬉しかった」
NPBを代表する佐々木朗と山本は、すでにメジャーでもエース級と評価したマイコラス。エンゼルスの大谷翔平投手らの活躍で、メジャーへの扉は大きく開いたが、巨人で3年間活躍し、2018年にカージナルス移籍後に18勝で最多勝に輝いた男はNPBの評価に貢献したという自負がある。
「NPBはタレントの宝庫だと思う。日本人選手やNPBで活躍した外国人選手がメジャーで本来の実力を認められることに少しでも役に立てたと思うと光栄だよ。MLBが日本の才能に目を向ける機会を増やすことに貢献できたかもしれない。オオタニ、センガは大活躍しているが、ササキ、ヤマモトもメジャーで活躍できるはず。自分ももっと活躍することで、日本からメジャーへの扉を少しでも大きく開くことへの貢献できれば最高だよね」
レンジャーズから放出された後、2015年から3シーズン巨人で大活躍。62試合登板で、31勝13敗、防御率2.18と結果を残し、メジャー復帰を果たした。マイコラス以降、エンゼルスのマット・ムーア投手らNPBで結果を残した逆輸入選手は年々増加している。2018年と2022年にオールスター戦に選出された右腕は、NPB出身投手がメジャーリーグで活躍することを誇りに思っているようだ。
(Full-Count編集部)