最速110キロのスーパー中1少女 男子相手でも無失点…ポニー女子世界大会でも注目

房州ポニーの野村多貴(右から2人目)【写真:編集部】
房州ポニーの野村多貴(右から2人目)【写真:編集部】

房州ポニーの野村多貴は「全日本選手権ブロンコ大会」で敢闘賞に輝いた

 日本ポニーベースボール協会が主催する「マルハングループインビテーション 大倉カップ 第47回全日本選手権ポニーブロンコ大会」は、江東ポニーJr.の優勝で幕を閉じた。中学1年生によるこの大会で、敢闘賞に輝いたのが野村多貴投手(房州東葛ポニー)。7月31日から8月4日まで栃木県で開催される「ECCインビテーション SSKカップ 第1回PONY女子野球ワールドシリーズ」でも主力投手として期待される。

 野村はこの大会で立川三鷹ポニーとの2回戦に先発し、3回途中を5奪三振無失点で勝利に貢献。江東ポニーJr.との3回戦では7点ビハインドの6回に登板し、無失点に抑えた。

 また、女子同士による「マルハンインビテーション 大倉カップ 第2回全日本選手権女子の部王座決定戦」では、先発して2回を1安打6奪三振無失点に封じてこちらも勝利に貢献した。「自分なりのストレートを投げられました。敢闘賞はうれしいです」と笑みを浮かべた。

 チームに同学年の女子はいない。それでも「めっちゃ楽しい。自分に合ったチームで、苦労はないです。みんなで楽しくやっています」と語る。

ポニーブロンコ全日本選手権で敢闘賞を受賞した野村多貴【写真:片倉尚文】
ポニーブロンコ全日本選手権で敢闘賞を受賞した野村多貴【写真:片倉尚文】

 千葉・鴨川中に通う中学1年生は、最速110キロを誇る直球が武器。「ワールドシリーズ」では15U(15歳以下)で、2・3年生に混じって“Aチーム”で出場する。「ストレートで勝負していきたい。バッティングがまだまだなので大会に向けて上げていきたいです」と力を込める。

 初めての大舞台でどんな投球を見せてくれるのか。注目される。

(片倉尚文 / Naofumi Katakura)

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