転落した元エースの自虐「自分は球界最低の投手」 9失点乱調に落胆の声「残酷だ」
ヤンキース・セベリーノが4回途中9失点KO
■オリオールズ 9ー3 ヤンキース(日本時間31日・ボルティモア)
ヤンキースのルイス・セベリーノ投手は30日(日本時間31日)、敵地でのオリオールズ戦に先発し、10安打9失点の大乱調で4回途中ノックアウトとなった。今季5敗目で、防御率7.49まで悪化。元エースの面影なき姿に、ファンからはため息が漏れている。
初回先頭から散々だった。4連打で3失点を喫し、四球を挟んで3ランを被弾。1アウトも奪えず、あっという間に6失点を喫した。さらに1点を失い、チームにいきなり7点のビハインドを背負わせてしまった。2回からの2イニングは無失点でしのいだものの、4回は四球と2本の長短打で2失点。ヤンキースベンチはたまらず交代を告げた。
2017年に14勝、2018年には19勝を挙げて名門球団を引っ張ってきた記憶も色褪せつつある。2020年には右ひじのトミー・ジョン手術。2022年は7勝3敗、防御率3.18と兆しを見せたが、29歳を迎えた今季は苦しいマウンドが続いている。
地元のニューヨーク・ポスト紙は、初回の惨状を直視し「確実にア・リーグ東地区最下位のチームのように見えた」と痛烈に指摘。ワイルドカードでプレーオフを争う位置にいながら、一気に壊れた試合を憂いた。米メディア「ジョムボーイメディア」のヤンキース専門ポッドキャスト番組「トーキン・ヤンクス」によると、セベリーノは試合後「今の自分は球界最低の投手のように感じる」と自らに失望した。
ファンは現実から目を背けたい様子。SNS上では「残酷だ」「本当に心が痛む」「速球が以前よりも勢いがない」「球速が落ちた? それとも変化が少なくなった? 両方?」などとコメントが寄せられていた。
(Full-Count編集部)