“最後の近鉄戦士”が体感した強さの秘密 史上初3冠チームには「野球の本質がある」

神戸弘陵女子硬式野球部を訪問した坂口智隆氏(左)【写真:湯山慶祐】
神戸弘陵女子硬式野球部を訪問した坂口智隆氏(左)【写真:湯山慶祐】

神戸弘陵は昨秋のユース大会、今春の選抜、選手権大会の「3冠」を達成

 第27回全国高校女子硬式野球選手権大会は神戸弘陵(兵庫)が岐阜第一(岐阜)を8-1で下し、2年ぶり3度目の優勝を果たして幕を閉じた。昨秋のユース大会、今春の選抜に続く史上初の「3冠」を達成。同校と交流があり、昨年までヤクルトでプレーした坂口智隆氏は「純粋に楽しむなかでも、質の高い練習をする。野球の本質がここにはある」と、強さの秘密を口にする。

 神戸弘陵は14安打8得点と打線が爆発し、投げては樫谷そら、伊藤まことの両左腕が1失点に封じる快投。決勝の舞台でも臆することなく、その実力を発揮した。近鉄、オリックス、ヤクルトで通算1526安打を誇る坂口氏は大会前にFull-CountのYouTubeコーナー「坂口智隆の伸び代しかない!」で同校を訪問。練習に参加し、強力投手陣と対戦するなど交流を深めていた。

 全体アップでの大きな“声出し”と、一糸乱れぬランニング、ウォーミングアップに「緊張感は半端ない」と、必死に食らいつく姿もあった。だが、厳しいだけでなく、明るさも備えたチームの雰囲気を目の当たりにし「学生野球から見習うところはたくさんある」と目を細めていた。

 史上初の3冠を成し遂げた神戸弘陵の魅力が詰まった動画にファンも「レベルの高さに驚愕」、「これは来年も強い」、「気合入って活気もある」と驚きの声を上げていた。

【動画】「野球の本質がここにある」 坂口智隆氏が実際に練習に参加し体感した神戸弘陵の強さの秘密

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY