恩師が見る大谷翔平への“敬遠問題” 解かれない警戒、最高の打者が背負う宿命
ジョー・マドン氏「相手の一番いい打者を見つつ、その後ろを誰が打つか」
エンゼルスの大谷翔平投手が敬遠で勝負を避けられる場面が増えていることに、かつての指揮官が鋭い意見を述べた。ジョー・マドン氏は、2020年から2022年途中までエンゼルスの監督を務め、二刀流の成功にも尽力。大谷にとって恩師とも呼べる名将が、MLBネットワークの番組「MLBナウ」で“四球攻め”について持論を展開している。
ワイルドカードを争うブルージェイズとのシリーズで4度の敬遠が起こった。マドン氏は「YES、私でも間違いなくそうする。対戦相手の打線の一覧を受け取った際、相手の一番いい打者を見つつ、その後ろを誰が打つかを見る。相手に我々を倒すチャンスを与えてはいけない」と指摘。大谷が最高の打者だからこそ、仕方がなかったと見ている。
また、敵軍のマット・チャップマン内野手が、大谷と真っ向勝負をして39号ソロを被弾したことに対し、ベンチで怒りを示したのが波紋を呼んだ。マドン氏は「見たよ。ダグアウトを移すカメラは厄介だから、気を付けないといけない」と言及。「ただ、チャップマンの発言の経緯としては理解できる」と、まさかのブチギレ事件にも理解を示した。
(Full-Count編集部)