藤浪晋太郎、3か月で「240」の劇的変化 球速TOP5も“席巻”…米でも唸る剛腕

オリオールズ・藤浪晋太郎【写真:ロイター】
オリオールズ・藤浪晋太郎【写真:ロイター】

フォーシームの平均スピンレートは4月から「240」上昇

 オリオールズの藤浪晋太郎投手は、6日(日本時間7日)に本拠地で行われたメッツ戦に救援登板。1イニングを9球で3者凡退に抑え、移籍後初のホールドをマークした。MLBの公式データサイト「Baseball Savant」によると、この日行われた15試合の全投手の中で、球速トップ5に藤浪の3球がランクイン(1位、2位、5位)。メジャーの舞台で、ポテンシャルの高さを見せつけている。

 投じた9球のうち、6球が直球で、全てが100マイル以上を計測。6球目、スチュワートを空振り三振に仕留めた1球が日本投手最速となる102.6マイル(約165.1キロ)を記録した。

 シーズン序盤こそ苦しんだものの、配置転換を経て制球も安定。同サイトによるとフォーシームの平均球速も4月の97.0マイル(約156.1キロ)から、7月は99.6マイル(約160.1キロ)に上昇。フォーシームのスピンレートも4月には平均1860回転だったのが、7月は2100回転にまで増え、被打率も.323から.182へと劇的に改善した。

 徐々にメジャーに適応し、地区首位オリオールズで勝ちパターンを任されている。進化した剛速球を武器に、チームをプレーオフへ導けるか。

(Full-Count編集部)

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