英明、春夏連続“智弁喰い”ならず 2投手が4度ずつ登板も…12年ぶり夏勝利遠く

英明・香川純平監督【写真:荒川祐史】
英明・香川純平監督【写真:荒川祐史】

1点を追う5回に下村、鈴木の連続適時打も…智弁学園に逆転負け

 第105回全国高校野球選手権記念大会は7日、大会2日目の第3試合で英明(香川)が智弁学園(奈良)に延長10回タイブレークの末に7-6で敗れ、12年ぶりに初戦突破はならなかった。今春の選抜では初戦で智弁和歌山(和歌山)に勝利しており、春夏初戦での“智弁喰い”を目指したが、惜しくもサヨナラで屈した。

 英明は1点を追う5回に2死一、三塁の好機を作ると、9番・下村健太郎投手(3年)が右前適時打を放ち同点に。さらに続く鈴木昊内野手(2年)の左越え2点適時打で一時逆転に成功した。

 投げては左腕・寿賀弘都外野手(3年)が再三の好救援。先発のエース・下村が3回に作った2死一、二塁のピンチを無失点で封じると、同点に追いつかれた4回無死満塁で再びマウンドへ。犠飛で勝ち越しを許したが、最少失点に抑え5回の逆転劇につなげた。英明は両投手が4度ずつ登板と目まぐるしい采配。寿賀は4度目のマウンドとなった9回も、一死満塁のサヨナラのピンチを1失点でしのぎ切ったが、延長タイブレークで力尽きた。

 英明は、昨秋は四国王者として明治神宮大会に出場し、初戦で選抜優勝校・山梨学院(山梨)に10-7で勝利。今春の選抜では初戦で智弁和歌山を3-2を破るなど、これまで強豪相手に競り勝つ地力の強さを見せていた。しかし、この試合は打線が17安打を放ったものの6得点に止まり、2投手の力投を援護しきれなかった。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY