お化けフォーク“不発”も 千賀滉大の9勝目を支えた存在…指揮官も注目の決め球

ブレーブス戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:Getty Images】
ブレーブス戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:Getty Images】

メッツのショーウォルター監督が千賀の工夫を評価

■メッツ 7ー6 ブレーブス(日本時間14日・ニューヨーク)

 メッツの千賀滉大投手は13日(日本時間14日)、本拠地ブレーブス戦に先発登板し、6回7奪三振3失点の内容で9勝目をマークした。試合後、取材に応じたバック・ショーウォルター監督は、千賀の粘りのピッチングを支えたものに、“大きな存在”があったことを明かした。

 千賀は強力ブレーブス打線を相手に初回こそ3点を失ったものの、2回以降はゼロを並べ、味方の逆転を呼び込んだ。「皆、彼のフォークにとても注目したがるが、今日はその感覚がよくなかった。それでも、彼には切り抜けるのに十分な別の球種も持っている」と指揮官。カットボールをスライダーのように見せて投じるなどした右腕の工夫を評価し、また、走者を出しても「セットポジションで投げる時も盗塁を阻止できるのは、先発投手にとって大きい」と称賛した。

 そして、もう1つ右腕の粘投を後押しした存在として挙げたのが、家族だ。「ダグアウト脇に彼の息子と娘がいたのに気づいた。年を重ねると、そういう瞬間をかみしめたいものだ。今思えば、彼にとってはそれが大きかったと思う」と監督は指摘。「彼は堅実なピッチングをしてきているし、今季をいい形で終えることを目指している」と、メジャー1年目での先発ローテ“完遂”へも期待していた。

(Full-Count編集部)

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