慶応・清原勝児「球場全体の応援を感じた」 親子Vまであと2勝、父・和博氏も観戦
6回に代打で出場し投ゴロ、打者一巡で2打席目が回るも三ゴロに倒れた
第105回全国高校野球選手権は19日、大会12日目を行い、準々決勝第1試合で慶応(神奈川)が沖縄尚学(沖縄)と対戦し、7-2で勝利した。かつて西武、巨人などで活躍した清原和博氏の次男・清原勝児内野手(2年)は6回に代打で出場。ヒットは出なかったものの、チームは一挙6点のビッグイニングを作り逆転。清原は「チームで1点を取ろうという意識があったし、チーム力が出たと思います」と語った。
PL学園の主砲として5季連続出場、2度の全国制覇を成し遂げた父・和博氏がスタンドで見守る中、2点を追う6回先頭で登場すると、場内の雰囲気が一変した。ボテボテの投ゴロに倒れたが、直後に打線が爆発し、逆転した。清原は打者一巡で回った2打席目は、三ゴロだった。
序盤に苦戦した相手先発・東恩納蒼投手の、低めスライダーに手を出さないように意識したという清原。安打は出なかったものの、ビッグイニングへの端緒となったことに「自分は出塁できませんでしたが、他のみんながカバーしてくれた」。打席に入った時の大歓声も、「球場全体が応援していただいているとは感じました」と力にした。
これで慶応は103年ぶりのベスト4進出。「出番があれば、その場面でできることを最大限にしたい。試合を重ねるごとに声援をいただけて、力になっている。この先も勝ち続けて、優勝することが恩返し。もっと成長して優勝したい」と清原は力強く語った。
(Full-Count編集部)