慶応が103年ぶり決勝進出、清原勝児は出番なし 決勝は夏連覇を狙う仙台育英と激突
慶応は2回に9番・小宅が先制タイムリー、6回には8番・大村が右前適時打で追加点
第105回全国高等学校野球選手権大会は21日、甲子園で準決勝第2試合が行われ慶応(神奈川)が2-0で土浦日大(茨城)を下し、103年ぶりの決勝進出を果たした。23日の決勝戦は史上7校目の夏連覇を狙う仙台育英(宮城)と対戦する。
慶応は2回、1死から7番・福井直睦内野手(3年)の左前打と犠打で2死二塁の好機を作ると、9番・小宅雅己投手(2年)の適時二塁打で先制に成功。6回には2死三塁から8番・大村昊澄内野手(3年)が右前適時打を放ち、貴重な追加点をあげた。投げては2年生エース・小宅が完封した。
アルプススタンドには大応援団が集結。球場全体を包み込むような大声援と応援歌「若き血」の大合唱を送りナインを鼓舞していた。PL学園の主砲として甲子園に5季連続出場し、通算13本塁打を誇る清原和博氏の次男・勝児内野手(2年)は出場しなかった。
これで、慶応は1920年の第6回以来、103年ぶりとなる決勝戦に駒を進めた。準決勝第1試合では仙台育英が6-2で神村学園(鹿児島)を下し2年連続の決勝進出。試合後に須江監督は「東北6県の皆さん、宮城の皆さん。縁やゆかりのある方は明後日の2時に西の甲子園の方向にパワーを送ってもらえたら」と“援軍”を呼びかけていた。
1日の休養を挟み慶応と仙台育英の決勝戦は23日の14時から甲子園で行われる。
(Full-Count編集部)