大型補強のはずが…エ軍にのしかかる「-1.4」 トレード後に失速の“悲しい現実”

エンゼルスのCJ・クロン、ルーカス・ジオリト、ランダル・グリチック(左から)【写真:ロイター】
エンゼルスのCJ・クロン、ルーカス・ジオリト、ランダル・グリチック(左から)【写真:ロイター】

トレード期限までに大型補強も…エンゼルスは8月5勝13敗と大失速

 大谷翔平投手の所属するエンゼルスは21日(日本時間22日)、本拠地で行われる予定だったレッズ戦が悪天候の影響で中止となった。ここまで125試合を消化してア・リーグ西地区4位の61勝64敗に沈む。トレード期限までに大型補強を行ったにもかかわらず、8月はまさかの7連敗スタートとなり、5勝13敗と大失速している。

 プレーオフへの起爆剤として獲得した、大物3人の「勝利貢献度」が大幅なマイナスを記録している。4度の2桁勝利を誇るルーカス・ジオリト投手のWARは「-0.4」。エンゼルス加入後は4試合で1勝3敗、防御率8.14と低迷している。

 ロッキーズから獲得したCJ・クロン内野手とランダル・グリチック外野手もともにマイナス。移籍後打率.217、1本塁打にとどまるクロンはWAR「-0.3」、グリチックはロッキーズでは今季打率.308を誇ったが、加入後は打率.164と不振で、WAR「-0.7」と期待されたような働きができていない。

 奇跡の大逆転プレーオフへは、新戦力の力が必要不可欠。大谷が二刀流で奮闘するチームで、大物たちの奮起に期待したい。

(Full-Count編集部)

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