大谷翔平獲得へ「資金投入の時」 “最終候補”を強みに…米記者推挙「最適な行き先」
カブスに今オフの大谷獲得の可能性があるのか…米記者が考察
今オフにFAとなるエンゼルス・大谷翔平投手をどの球団が獲得するのか。西海岸のドジャースやジャイアンツ、マリナーズ、さらに東海岸ではあるが豊富な資金力を誇るメッツなどが有力候補に挙がっているが、その中で虎視眈々と“獲物”を狙っている様子なのが、中地区のシカゴを本拠とするカブスだ。米メディア記者が「カブスが最適な行き先だという、揺るぎない主張はできる」と力説している。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が22日(日本時間23日)に公開した記事の中で、「オオタニを獲りに行きますか?」というカブスファンの質問に、シャハデブ・シャルマ記者が回答した。「昨オフに入る時点で、ジェド・ホイヤー編成本部長は2024年、2025年シーズンにカブスをワールドシリーズ争いができるチームにするビジョンを持っていた」とシャルマ氏。
その望み通り、カブスは今季ナ・リーグ中地区でプレーオフ争いに絡み、マイナーの強化も進んでいる。「ホイヤー編成本部長は辛抱強く待ち、堅実にお金を使うという望みを強行しているが、(同時に)時期が適切であれば、積極的になることも必要だと信じている。その時が近づいている」と、今オフこそ資金を投入し大谷獲得へ動き出すのではないかと考察した。
実際に、大谷が2017年オフにメジャーに挑戦する際、カブスは最終候補の1つに残った。当時ナ・リーグに指名打者制がなかったことなどがネックになったが、「カネ、場所、そしてDH制がなかったこと。このうち2つの要素(カネとDH制)は、もう問題ではない」とシャルマ氏。「球界の至宝の1つとされる本拠地(リグレー・フィールド)で、プレーするチームを支えるファン基盤を持つ理想的な球団」と、大谷を惹きつけるだけの魅力あると力説した。
地理的な不利はあれども、“最終候補”となった実績を強みに、カブスの6年越しのラブコールは実現するのか注目だ。
(Full-Count編集部)