年俸56億円で“貢献度ほぼゼロ” コスパ最悪の選手…かつてのスターが「なんて酷い」

エンゼルスのアンソニー・レンドン(左)とヤンキースのジャンカルロ・スタントン【写真:ロイター】
エンゼルスのアンソニー・レンドン(左)とヤンキースのジャンカルロ・スタントン【写真:ロイター】

「WAR」と選手の年俸を比較すると、コストパフォーマンスが見えてくる

 打撃や走塁、守備、投球を総合的に評価して貢献度を表すセイバーメトリクスの指標「WAR(Wins Above Replacement)」と選手の年俸を比較すると、コストパフォーマンスが見えてくる。米データ会社「コーディファイ・ベースボール」は、今季の年俸ランキングと各選手の「WAR」を紹介している(日本時間21日時点)。

 年俸3000万ドル(約43億7000万円)の大谷翔平(エンゼルス)が、トップの「WAR8.5」をマークする一方、年俸に見合っていない選手も多い。アンソニー・レンドン(エンゼルス)、スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)、ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)、ミゲル・カブレラ(タイガース)らが苦しんでいる。

 2019年にナショナルズ史上初となる世界一に貢献した2人は、度重なる故障で貢献できていない。レンドンはメジャー4位の年俸3860万ドル(約56億1200万円)ながら、今季は打率.236、2本塁打で「WAR0.2」。3500万ドル(約50億8800万円)のストラスバーグに至っては今季の出場なく、ここ4年間でも8試合の登板。復帰の見通しすら立っていない。

 3200万ドル(約46億5200万円)のスタントンは、今季75試合の出場で打率.196、18本塁打、OPS.711と本来の実力とはほど遠い成績。「WAR-0.2」とマイナスを叩き出している。3冠王にも輝いたカブレラは、今季限りでの現役引退を表明。打率.247、2本塁打、OPS.648で「WAR-0.6」とかつての面影はないが、各地で温かい拍手が送られている。

 ファンからは「これらの契約のいくつかは醜い」「GMはこれを見て選手に大金を支払うのをやめるかもしれない」「スーパースターがスーパーな輝きを見せていない」「レンドンの契約はストラスバーグと並んで酷い」「レンドン。なんという酷い状況」「このクラスの年俸でWARがマイナスなのはキツい」と辛辣な声があがっている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY