捕られた打者も驚愕「はえーっ」 オリ2年目の超美技に「足が速いし1歩目の反応もいい」
オリ渡部は俊足が売り…岸も「追い方を見ていたら、はえーっと…」
■オリックス 5ー0 西武(24日・ベルーナドーム)
敵も称賛するスーパーキャッチだ。オリックスの渡部遼人(わたなべ・はると)外野手は24日、ベルーナドームで行われた西武戦に「1番・左翼」でスタメン出場。西武は2回の攻撃で2死走者なしから、岸潤一郎外野手がレフト線付近へヒット性の飛球を放ったが、渡部が地面スレスレでダイビングキャッチ。スタンドを沸かせた。
ヒットを1本損した格好の岸だが、「いやいや、ナイスキャッチ。ただただスーパープレーじゃないですか? 僕としてはバットの先で、落ちてくれと思って走っていましたが、渡部くんの追い方を見ていたら、はえーっと……」と驚愕するばかり。
渡部は慶大からドラフト4位でオリックス入りし2年目。俊足が売りの23歳の新鋭で、この3連戦を通じて1番で起用されていた。自身も好守の外野手である岸は「渡部くんは一昨日からいいプレーが続いている。足が速いし、1歩目の反応もいい」と称賛を惜しまない。一方で、「渡部くんが万が一(岸が守る)レフトに打ってきたら、捕ってやろうと思っていました」と本音も。残念ながら、そういう打球は飛んでこなかった。
岸は5回の打席で、三遊間をゴロで抜く左前打を放ち3打数1安打。「僕も守備側の時には、絶対に捕ってやるぞと思っていますし、お互い様です」と屈託がない。のぼせそうな蒸し暑さの中で、清涼飲料水のような爽やかな笑顔を浮かべていた。