鷹ドラ3生海、プロ初本塁打“取り消し”の珍事 一度はHR判定もリプレー検証で覆る
左翼ポール際への大飛球に三塁塁審はホームランの判定も…
■ソフトバンク ー オリックス(29日・長崎)
ソフトバンクのドラフト3位ルーキーの生海外野手が、プロ初本塁打が取り消しとなるハプニングに見舞われた。29日に長崎で行われたオリックス戦に「1番・右翼」でスタメン出場。3回の第3打席で左翼ポール際に大飛球を放ったが、審判団のリプレー検証の末に判定が「ファウル」に覆った。
この日、1軍に昇格し、即スタメンで起用された生海。打者一巡の猛攻で4点を奪った初回の第1打席と第2打席は共に空振り三振に倒れた。迎えた3回の第3打席。2ボール1ストライクからワゲスパックが投じた4球目を打った打球は左翼ポール際のスタンドへと飛び込んだ。塁審の判定は「ホームラン」。生海は驚きの表情を浮かべながらダイヤモンドを一周した。
オリックスナインはファウルをアピール。中嶋聡監督もリクエストしてリプレー検証を要求した。審判団は協議の末にリクエストではなく、審判団の判断でリプレー検証を実施。その結果、判定は覆り「ファウル」となった。プロ初本塁打が取り消しとなった生海は、その後、四球で出塁。柳田悠岐外野手の適時打で生還し、プロ初得点をマークした。