134億円契約も…ヤ軍を解雇「最悪のトレード」 怪我繰り返し打率.142に低迷
今季は34試合に出場し打率.142、10本塁打15打点
ヤンキースは29日(日本時間30日)、ジョシュ・ドナルドソン内野手を放出したと発表した。2015年にはリーグMVPにも輝いた大物だが、移籍2年目の今季は怪我もあって34試合で打率.142と結果を残せず、地区最下位に低迷するチームから解雇されることになった。地元紙記者は「キャッシュマン(GM)政権下でおそらく最悪のトレード」と指摘した。
37歳のドナルドソンは、ブルージェイズ時代の2015年に自己最多41本塁打を放って123打点をマーク。打点王に輝き、リーグMVPに輝いた。2020年1月にツインズと4年総額9200万ドル(約134億円)で契約を結んだが、2022年3月にヤンキースへトレード移籍。昨季は132試合に出場して打率.222、15本塁打、62打点だった。
今季は開幕から5試合に出場して故障者リスト(IL)入り。6月には復帰して19試合で7本塁打を放ったが、7月に入ってまたIL入りとなっていた。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者は、「ヤンキースはジョシュ・ドナルドソン獲得という大失敗から重要な教訓を学ぶべき」との記事を掲載。性格面での問題に目をつぶって獲得したことや、IL入りの期間が長かったことなどを挙げ、「ヤンキースはそれもほとんど無視してきた」と言及した。
同記者は「重要なのは、ヤンキースがこれから学ぶのか、それとも同じ間違いを繰り返すのかということだ」とチームに“反省”を促した。ネット上でも「手遅れだよ、ダメージは大きい」「なぜこんなに時間がかかったの?」「キャッシュマン時代の最悪のトレードトップ5に確実に入る」などと声が上がっていた。
(Full-Count編集部)