大谷翔平の逆転打点王に現実味 日本選手初の快挙へ…鍵を握る21歳のドラ1新人

エンゼルスのノーラン・シャヌエル【写真:ロイター】
エンゼルスのノーラン・シャヌエル【写真:ロイター】

新人シャヌエルはデビューから10試合連続安打の球団記録を樹立、出塁率.457

 エンゼルス・大谷翔平投手は1日(日本時間2日)から13連戦に臨む。右肘の内側側副靱帯の損傷が発覚したが、指名打者としてプレーを続行。残り試合で注目されるのがタイトル争いの行方だ。44本塁打はリーグ2位に10本差をつけ、打点王争いでもリーグ1位に2点差と接近している。

“逆転打点王”の鍵を握るのが前を打つ打者、新人のノーラン・シャヌエル内野手だ。7月に行われたドラフトでエンゼルスから1巡目、全体11位で指名されて入団。ルーキーリーグ3試合、傘下1A2試合だけで7月29日(同30日)に2Aへ昇格し、マイナー計21試合で打率.370、OPS1.003をマーク。プロデビューからたった40日目、8月18日(同19日)にメジャー昇格した。

 18日(同19日)の本拠地・レイズ戦で「1番・一塁」でいきなりデビュー。7回の左前打で初安打を記録し、30日(同31日)の敵地・フィリーズ戦の9回に放った右前打でデビューから10試合連続安打の球団記録を樹立。7四球と選球眼にも優れている。打率.324、出塁率.457、OPS.808と新人ながら堂々の成績を残している。この驚異の新人が、打点王・大谷のキーマンとなりそうだ。

 30日(同31日)のフィリーズ戦で2番にルイス・レンヒーフォ内野手が起用され、大谷は3番に入った。レンヒーフォはここ7試合で27打数13安打の打率.481、出塁率.531と絶好調だ。走者を塁に置いた状況で大谷が打席に立つ。大谷の日本選手初の打点王、打撃2冠王に現実味を帯びてきている。また、シーズン113打点ペースで、2005年に松井秀喜が記録した日本選手シーズン最多打点(116打点)の更新も射程圏となっている。

(Full-Count編集部)

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