大阪偕星学園高、野球部監督の暴力行為を謝罪 不適切指導認め「看過できない」
今後は日本学生野球協会審査室、日本高野連の処分決定後に学校で再度検討
大阪偕星学園高は4日、同校硬式野球部監督が生活態度等について生徒に指導する際、平手打ちや押し倒す暴力行為があったことを認めたと発表した。
8月22日にSNSに投稿された動画で発覚した。翌23日に管理職が監督に聞き取りを行い認めたことから、大阪府高野連に報告。その後、大阪府私学課にも同様の内容を報告。監督は現在、指導停止の謹慎処分となっているが、今後の処遇については、日本学生野球協会審査室および日本高野連からの処分決定後、学校として再度検討するという。なお、硬式野球部員ならびに保護者への説明は既に終わっている。
押し倒す暴力行為については昨年発生したことであり、事態の報告がされていなかったことについて、監督は「指導の不適切さ」の認識欠如があったと認めている。監督は、技術指導だけではなく私生活の指導にも重点を置き、「野球人として立派な大人に成長して欲しい」という強い思いを持ち、保護者ともコミュニケーションをとりながら日々指導にあたっており「その思いがあふれ、このような行き過ぎた指導になってしまった」と説明があったという。
同校は「指導の現場での暴力行為は、どのような経緯・関係性があろうと看過できるものではないと考えております。今後も継続して、コンプライアンスを徹底すると共に対話を重んじた学校づくりを目指してまいります」と締めくくった。
(Full-Count編集部)