宮崎敏郎、史上初の“認定首位打者”の可能性も 規定打席まで残り「69」…いつ休む?
打率.343の宮崎、2位の西川に大差も…規定へ23試合で69打席
今年のペナントレースも残り1か月となった。セ・パ両リーグの優勝争いに加え、個人タイトル争いもいよいよ佳境を迎える。セの打率部門ではトップのDeNA・宮崎敏郎内野手が広島・西川龍馬外野手に大差をつけているが、一方で規定打席への到達が微妙な状況。NPB初の“認定首位打者”誕生の可能性も浮上している。
3日終了時点で、宮崎は374打席に立って打率.343(329打数113安打)をマーク。2位の西川は.316で、差は大きく開いている。2017年以来2度目の首位打者は、この数字だけを見ればほぼ当確の状況だ。ポイントは規定打席に到達できるか。NPBの規定打席は「試合数×3.1」。443打席が必要になる。
DeNAは残り23試合。宮崎が規定打席に到達するには、残り69打席が必要になる。決してハードルは低くない。今季の宮崎はここまで19試合に欠場。8月21日から出場選手登録が抹消され、9月1日に復帰した。
残り23試合で平均3.5打席立つとして80.5打席。この場合、規定打席に達するには11打席しか休めないことになる。
ただ、野球には“認定首位打者”という制度がある。規定打席に足りない分、すべて凡打と計算しても、打率トップなら首位打者として認定される。公認野球規則にも記載されている。NPBではまだ例のない珍事が、今年は生まれる可能性がある。
(Full-Count編集部)