エ軍チケットがわずか290円 不透明な今後に厳しい現実…20年来ファンも「次の段階に」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

LAタイムズ「残り1か月丸々ある中でシーズン終了の状態」

 大谷翔平投手の所属するエンゼルスは、日本時間5日時点で借金10を抱えてア・リーグ西地区4位に沈む。エンゼルス地元紙「LAタイムズ」は「球団の未来が不透明な中、エンゼルスファンは今後1か月にわたり苦悩に直面する」と厳しい現実を伝えた。

 大谷は4日(日本時間5日)の試合前に右脇腹の張りを訴え、スタメン出場を急遽回避。108試合ぶりに欠場した。5日(同6日)の2試合連続で先発を外れた。トラウトも負傷者リスト(IL)入りしており、「残り1か月丸々ある中でシーズン終了の状態」「4日(同5日)、オオタニもトラウトもプレーしなかった。(チケットの)再販サイトでは(エンゼルスの試合の)チケットが1枚2ドル(約290円)で買える状態だった」と嘆く。

 9月のエンゼルスのプロモーションには、トラウトのボブルヘッドなどがあるというが、この2か月間で1試合しかプレーできていない。大谷も不透明な状態が続いているとあって「エンゼルスは最近ファンにシーズンチケットの更新を呼びかけた。あなたならどうするだろうか?」と投げかけた。

 9年連続でプレーオフを逃すのは確実な状況。「オオタニはオフにFA移籍の可能性があり、トラウトもトレードを願い出るかもしれない。GMと監督両方が変わるかもしれない」と懸念する。多くの主力選手をウェーバーで放出。代わりに有望株らがデビューならファンも興奮するだろうが、9月に昇格させた6選手のうち5選手が再昇格の選手という点も、多くの抗議の声を生んでいるという。

 20年にわたるエンゼルスのファンであるブリージー・ノウランさんでさえ、も「もう私たちは、今となってはすべて(トラウトやレンドンの時代)が過去のことだと感じています。もう次の段階に進みましょうよ。その方が(シーズンチケットを)更新する人が増えると思う」と方針転換すべきだと主張した。

 チームの“価値”は下がる一方。不透明な今後に、ファンはどんな決断を下すのだろうか。

(Full-Count編集部)

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