出場継続は「未来を危険に晒すだけ」 大谷翔平に米放送局「異例で一生に一度の才能」
米放送局「プロアスリートというものは、いつだってプレーしたがるもの」
エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、本拠地で行われたガーディアンズ戦を欠場した。右脇腹の張りで4試合連続で欠場しながらも、負傷者リスト(IL)入りはせず、再出場のタイミングを模索しているようだ。一方、右肘の靭帯損傷も抱える状況で、出場継続に疑問を呈すメディアも出ている。
米放送局「FOXスポーツ」は、「ショウへイ・オオタニが2023シーズンを終了すべきタイミングである理由」との見出しで特集した。「プロアスリートというものは、いつだってプレーしたがるものだ。時に、意思決定者が介入して行動の方向性をリセットする必要がある」と提言。「この異例で一生に一度しか現れない才能はダイヤモンドを離れるべきだ」と力説している。
さらに、今季最長となる10試合連続で本塁打から遠ざかり、現在は離脱していることを指摘。「内側側副じん帯の損傷をかばうようなメカニクスになっていないと、どうして分かるだろうか。オオタニがこれ以上野球をしても内側側副靭帯の損傷の状態が悪化したり別の怪我につながるリスクがあがることはないと、どうして確信できるだろうか」と疑問を呈している。
エンゼルスはポストシーズン進出の可能性が0.0%となり、事実上の終戦を迎えた。そのような状況で出場を続けることに、「いったい何の意味がある? オオタニはプレーオフ進出に向けてプレーしているわけではないのだ」と言及。「体に障害がある状態で2023年のプレーを続ければ、彼の未来を危険に晒すだけだ」と警鐘を鳴らしている。
(Full-Count編集部)