楽天、3位ソフトバンクにカード勝ち越し 逆転CSに向けてゲーム差「1.5」に
先発・荘司は5回4失点もリリーフが無失点、松井裕樹が33セーブ目
■楽天 6ー4 ソフトバンク(10日・PayPayドーム)
楽天は10日、PayPayドームで行われたソフトバンク戦に6-4で勝利した。辰己涼介外野手が2安打1打点を記録し、守備でも好捕を披露するなどチームを救う活躍を見せて、カード勝ち越しを決めた。この日の勝利で、クライマックスシリーズ(CS)を争う3位ホークスとのゲーム差を「1.5」とした。
初回、無死一塁から2番・村林一輝内野手が適時二塁打を放ち先制に成功すると、6番・辰己にも適時打が飛び出すなど幸先よく3点を奪った。2回には浅村栄斗内野手に6試合ぶりの打点となる適時打が生まれると、3回には村林がこの日2本目の適時打を放ち、5点目を奪った。
先発の荘司康誠投手は、初回に2安打を浴びながら無失点に抑えるも、3回に集中打を浴び、5回8安打3奪三振4失点でマウンドを降りた。7回には、3番手・鈴木翔天投手が1死二塁のピンチを背負うも、柳田悠岐外野手の大飛球を中堅・辰己が好守を見せて無失点にしのいだ。最後は守護神・松井裕樹投手が抑えて33セーブ目を挙げた。
ソフトバンクは、先発の板東湧梧投手が2回途中5安打4失点(自責1)で降板。3回に柳田の20号2ランなどで1点差に追い上げるも、終盤の好機であと一本が出なかった。
(「パ・リーグインサイト」波多野瞭平)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)