トラウト退団希望なら「受け入れる」…低迷エ軍に衝撃報道 大谷FAで2大スター流出も
米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者が伝えた
エンゼルスは、マイク・トラウト外野手が退団を希望した場合「トレードに応じる意向」であることがわかった。10日(日本時間11日)、米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者が伝えた。
トラウトは今季、7月4日(同5日)に左有鈎骨骨折で長期離脱。8月下旬に一度復帰したが、1日で負傷者リスト(IL)に逆戻りした。今季ここまで82試合に出場し、打率.263、18本塁打、44打点の成績。チームも8月に急失速し、プレーオフ争いからは脱落している。
2009年ドラフト1巡目(全体25位)でエンゼルスに入団し、以降は3度のMVP、9度のシルバースラッガー賞を獲得。通算打率.301、368本塁打、940打点、OPS.994と、チームにとどまらずメジャーの顔のような存在だ。2019年オフに12年総額4億3200万ドル(約634億9000万円)の長期契約を結んでいる。
しかし、チームは地区優勝した2014年以降プレーオフ進出からは遠ざかり、今年もトレード期限直前で買い手に回ったが、急失速でチームは解体。2日(同3日)の試合前に地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者の取材に応じ「オフシーズン中にその(エンゼルスの将来についての)話題が持ちあがったら、間違いなく話をしないといけないし、考えないといけない」と話し合いの場を設ける意向を示していた。
ナイチンゲール記者は「球宴外野手のマイク・トラウトがトレード希望を示唆した場合、エンゼルスは受け入れる姿勢だ。トラウトはトレード完全拒否権を持っており、チームの方向性についてフロントオフィスやオーナーとプライベートな話し合いをしたいと、最近語っていた」と言及。その上で残りの7年間で2億4815万ドル(約365億円)、32歳という年齢を加味しても「過去のようなトレードの見返りをもたらすことにはならないだろう」と話している。
大谷翔平投手は今オフにフリーエージェントになるため、去就が未定となっている。大谷、トラウトの2大スターが退団したら……。エンゼルスはどのような道を進むことになるのだろうか。
(Full-Count編集部)