“怪物20歳”に靭帯断裂の悲劇 泥沼ヤ軍、最後の希望が…ファン絶望「呪われてる」
復帰まで9~10か月か「なるべく早く手術を受けて、早期回復を目指す」
ヤンキースのジェイソン・ドミンゲス外野手が、右肘の内側側副靭帯を断裂した。10日(日本時間11日)に米複数メディアが伝えた。デビュー8試合で打率.258、4本塁打、OPS.980の鮮烈デビューを飾った20歳の悲劇に、SNS上では「冗談だろ」「もうやってられないよ」「ヤンキースは呪われている」「最悪なニュース」との声があがっている。
地元放送局「YESネットワーク」は試合後のアーロン・ブーン監督のコメントを紹介。「間違いなく、つらいニュースだ。彼は日曜日(日本時間4日のアストロズ戦)に痛みがあると言っていた。水曜日に治療を受けはじめ、今日BP(打撃練習)のルーティンで、強い打球が打てなかった。だから試合中に検査を受けさせて、怪我が判明した。(手術すれば)野手なら9~10か月は(復帰に)かかるだろう」と説明している。
また、MLB公式サイトのヤンキース番ブライアン・ホック記者は、本人の声を届けた。「非常にショッキングな知らせであることは間違いない。こういう結果になるなんて全く思っていなかったよ。(メジャーでプレーした期間は)すごくいい経験だった。ここにいられること、そして8試合に出場して、メジャーリーグのクラブハウスの中の雰囲気を知ることができて幸運だった」と前を向いている。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のヤンキース番ブレンダン・クティ記者によると、ドミンゲスは「プランとしては、なるべく早く手術を受けて、早期回復を目指す」という。ヤンキースは今季ここまで71勝72敗の借金1でア・リーグ東地区最下位に沈む。期待の20歳の躍進は、ファンにとって最後の希望だったが、思わぬ悲劇に見舞われてしまった。
(Full-Count編集部)