日産硬式野球部が活動再開を正式発表 経営危機から好転…本社は2025年の復活目指す
日産九州野球部は24年、日産野球部は25年から活動再開を目指す
2009年末から休部となっていた日産自動車の2つの野球部が活動を再開することになった。12日、同社から正式発表された。日産九州野球部は2024年から、日産野球部は2025年から活動を再開する見込みとなっている。監督・選手などのチーム体制は、今後決定次第発表するという。
日産野球部は1959年に創部し、神奈川県・横須賀市を拠点に活動。都市対抗に29回出場し、2度の優勝を果たしている。日本選手権にも16回出場。元オリックスの川越英隆投手、広島の梵英心内野手、元横浜の三橋直樹投手ら多くのプロ野球選手を輩出してきた。
日産は2009年、経営危機に陥り、当時のカルロス・ゴーン社長は大幅なコスト削減から、硬式野球部などスポーツの活動を休止してきた。その後、業績改善され、このたびの復活となった。名門が相次いで姿を消していく社会人野球にあって明るい話題となる。関係者の間では喜びと安堵の声が上がっている。同社ではチーム復活を通して、都市対抗や日本選手権での勝利はもちろん、地域での野球教室再開など、地域社会やスポーツの発展に貢献していく。
(Full-Count編集部)