大谷翔平獲得は「ハリウッド脚本」 1~3番がMVP…元GMが思い描く“夢打線”
GMなどを務めたジム・ボウデン氏が大谷の移籍先を予想
今オフFAとなるエンゼルス・大谷翔平投手は、来季何色のユニホームを着ているのだろうか。過去にレッズとナショナルズでGMを務め、現在は米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」でアナリストなどを務めるジム・ボウデン氏が、複数の球団幹部からの情報などを基に移籍先を予想した。
3位には、「契約する可能性があるダークホース的な球団」として同地区のマリナーズを挙げた。「彼らはフリオ・ロドリゲスという正真正銘の若きスーパースターを擁しており、彼とオオタニのデュオは、ドジャースのムーキー・ベッツとフレディ・フリーマン、ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.とマット・オルソンと同じような支配的なデュオをシアトルに与えてくれるだろう」と、大谷が加入すれば強力打線を形成できると指摘した。
また、マリナーズはこれまで日本人が多く在籍したチームであることにも触れ、「オールスターでは、マリナーズファンが彼に愛を示し、チームとの契約を促すチャントをした。オオタニがイチローのファンであることも悪くない」などと言及した。
2位に挙げたのも同地区であるチームの1つ、レンジャーズだった。近年はコーリー・シーガー、マーカス・セミエン両内野手や、ジェイコブ・デグロム投手といったスーパースターをFAで獲得。「レイ・デービス球団オーナーはブルース・ボウチー監督に、タイトルを獲得できるチームを提供できるように力を注いでいる」と候補に挙げた。8月中旬以降は失速してしまったが、「オオタニと契約し、ブルペンを強化することができれば、レンジャーズは恐ろしい存在になるだろう」と予想した。
1位には、有力とされるドジャースを挙げる。今季ぜいたく税の基準額はオーバーしたものの、「マーク・ウォルター球団オーナーは、アンドリュー・フリードマン編成本部長のドジャースをより良くしようとする努力を財政面で制限させたことはなかった。オオタニの獲得に対して、金銭的な面で制限を設けるとは到底思えない」と指摘した。
ドジャースは、今季序盤こそ首位ダイヤモンドバックスを追う立場だったが、気が付けば2位に13ゲーム差を付けて首位を独走中。投手陣は課題だが、強力打線は健在だ。「ムーキー・ベッツとフレディ・フリーマンの間でオオタニが打つ姿を想像できる? ドジャースがFAでショウヘイを獲得する以上のハリウッド脚本があるだろうか?」と、MVP3選手が打線に並ぶ豪華ラインナップを描いていた。
(Full-Count編集部)