並ぶ“超高額契約”のオンパレード ヤ軍は大谷翔平を獲得するか…首を絞める大物らの存在
GMなどを務めたジム・ボウデン氏が大谷の移籍先を予想
今オフFAとなるエンゼルス・大谷翔平投手は、来季何色のユニホームを着ているのだろうか。過去にレッズとナショナルズでGMを務め、現在は米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」でアナリストなどを務めるジム・ボウデン氏が、複数の球団幹部からの情報などを基に移籍先を予想。獲得の可能性はあるものの、実際に獲得したら“サプライズ”という球団をランク付けして挙げている。
3位は、エンゼルスと同じア・リーグ西地区のアストロズ。昨季の世界一球団は、カルロス・コレア(現ツインズ)やジョージ・スプリンガー(現ブルージェイズ)など、これまでも長期契約が必要になったスター選手を放出してきた。「オールスター右翼手のカイル・タッカーにも相応しい契約を提示したがらない」と、長期契約を避けたがるチームの歴史を見れば、大谷獲得に動いたら驚きだとボウデン氏は予測した。
2位は、ナ・リーグ東地区の首位を走るブレーブス。「大金を費やすことなく、球界最高のチームを作り上げた」とボウデン氏。もちろん、二刀流がそこに加わればより最高のチームになるが、「オオタニがいなくても十分に勝てるのに、大金を払って獲得を試みるとは思えない」と言及。
そしてサプライズ枠1位は、ア・リーグ東地区のヤンキースだ。DHでの出場が中心のジャンカルロ・スタントンと2027年まで契約しており、これにはトレード拒否条項も含まれている。さらにアーロン・ジャッジ、ゲリット・コール、カルロス・ロドンらとの巨額契約が残り、「オーナーのハル・スタインブレナーがオオタニ獲得に乗り出すとは思えない」と指摘。それでも、「彼らはヤンキース。だから、サプライズの可能性があるチームとして挙げなければならない」と、メジャー屈指の名門だけに狙いにいくことも排除できないとした。
最後に、大谷と契約できる可能性が最も高いのは「今後10年間で最も勝つ可能性が高く、5億ドル(約730億円)程度を支払っても構わないというチームだろう」とボウデン氏。ファンと同様に、スーパースター・大谷の行き先を楽しみにしている様子だ。
(Full-Count編集部)