トラウト去就問題、ジャッジ逃した名門球団が参戦? 米メディアが示した“根拠”

エンゼルスのマイク・トラウト【写真:ロイター】
エンゼルスのマイク・トラウト【写真:ロイター】

1位はエンゼルス「より具体的な証拠が出るまでは信じない」

 エンゼルスのマイク・トラウト外野手の去就が注目を集め始めている。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者が、エンゼルスはトラウトが退団を希望した場合「トレードに応じる意向」があることを10日(日本時間11日)に伝えたことから突如飛び出した“トレード”報道。米メディア「CBSスポーツ」は、「2024年開幕ロースターにトラウトが入る可能性の高い球団」をランク付けした。

 MVP3度を誇るトラウトは、エンゼルスのオーナーやフロントと球団のこれからの方向性について話し合う意向を示しているが、同メディアは「この件(トレード)に関するトラウトの気持ちは現時点では不明である」として、大谷が今オフFAで去れば、エンゼルスは長く厳しい数年間を過ごすことになると考えている。

 ランキングの1位はエンゼルス。「私たちはトラウトが移籍するということを、より具体的な証拠が出るまでは信じない。彼のトレードを複雑にする数多くの要素があり、また、モレノオーナーが(オオタニが出て行った場合に)唯一残っているスター選手のトレードに応じるとは考えにくい」と“残留”を濃厚とした。

 2位はジャイアンツ。「ファーハン・ザイディ編成本部長とジャイアンツがアッと言わせるのを我々は何年も待っている。彼らはこれまでトライしてきた。過去にはブライス・ハーパーとジャンカルロ・スタントンを追いかけ、最近ではカルロス・コレアとアーロン・ジャッジを獲得しようとした。トラウトとのトレードで、サンフランシスコはこれまで求め続けてきたスターを得ることができる」として、昨オフFA市場のビッグネームらの獲得を目指した経緯などに触れつつ、またしても大物獲得を試みる動きに出るのではないかとみている。

 3位のドジャースについては「モレノオーナーがトラウトをドジャースにトレードするとは思えない。ただ、ドジャースはエンゼルスに若い才能ある選手たちを多く提供できるため、そのオファーを拒否することは球団のことを考えると賢明ではないと思うかもしれない」と指摘した。その他、4位フィリーズ、5位メッツ、6位パドレス、7位ヤンキースまでが「現実的な候補先」と位置付けられている。長きにわたってエンゼルスを牽引してきたトラウトは来季、どこでプレーしているのだろうか。

(Full-Count編集部)

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