大谷翔平は欠場でも…敵将に残る50日前の苦い記憶「ウチは不運なチームだ」
タイガース・ヒンチ監督「あと3日経ったらテレビでオオタニの活躍を見せたい」
■エンゼルス ー タイガース(日本時間16日・アナハイム)
タイガースのAJ・ヒンチ監督は13日(日本時間14日)、エンゼルス・大谷翔平投手に賛辞の言葉を並べた。右脇腹を痛めて11試合連続ベンチスタートとなったものの、リーグ最多の44本塁打を記録。ヒンチ監督は、「より良い打者になった。メジャーの攻め方に適応した。本塁打を狙うことができるし、パワーよりもヒットを打つことを優先させることだってできる。危険な男だ」と語った。
2009年に34歳の若さでダイヤモンドバックス監督に就任。二刀流・大谷をアストロズ監督時代から高く評価してきた。「打線に入ると、あと何人でオオタニに回るか頭に入れておかなければいけない」。この日、右脇腹を痛めて欠場が続いている。「あと3日経ったら、テレビで彼の活躍を見たい。3日かけて脇腹を治してほしい」と敵将として本音も明かした。
大谷は7月27日(同28日)のタイガースとのダブルヘッダー第1試合でメジャー初完封。第2試合では1試合2本塁打を放つ異次元の活躍を見せた。「ウチは9回まで対戦させられた後にマルチ本塁打を見させられた不運なチームだ。そんなことができる選手は、世界でただ1人だと思う。それを可能にしたのは米国のやり方に適応したからだ」と熱い口調で語り尽くしていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)