大谷翔平、右肘を2度目の手術へ 術式は不明…ミナシアンGMが明言「戻ってくることに集中」
大谷は右脇腹痛で負傷者リスト入り、今季の残り試合を欠場する
エンゼルスは16日(日本時間17日)、大谷翔平投手を右脇腹痛で15日間の負傷者リスト(IL)に入れ、今季の残り試合を欠場すると発表した。ペリー・ミナシアンGMは本拠地エンゼルスタジアム内で会見を開き、右肘の手術を受けると明らかにした。
大谷が右肘の手術を受けるのは2018年10月に受けて以来2度目となる。2019年は5月に打者として復帰。投手として復帰したのは、2020年シーズンだった。ミナシアンGMは「具体的にどのような手術を行うかは、後ほど伝える。彼もできる限り、早く伝えたいと思っている」。術式は明らかにしなかったが、週明けにも手術を受ける可能性があると言及した。
「ネズ(バレロ代理人)と彼と話してみて、彼の頭のなかでは今日手術を行う可能性があるような感じだった。(球団発表の前にチームを離脱したことについては)悪意はないし、(伝えなければいけない)話もない。今シーズンは終了なので、彼は2024年に戻ってくることに集中している。今日明日もここ(エンゼルスタジアム)に来るし、シーズン最終戦にも来る予定だ」と語った。
今季、大谷は8月23日(同24日)に右肘の内側側副靱帯の損傷が発覚。その後も打者出場を続けたが、4日(同5日)の本拠地・オリオールズ戦前の打撃練習で右脇腹を痛めた。その後は前日15日(同16日)の本拠地・タイガース戦まで11試合連続欠場。試合後にクラブハウス内のロッカーを整理していた。ミナシアンGMによると、15日(同16日)のに脇腹のMRI検査を行った結果、わずかな炎症が確認されたという。「医師と相談して、シーズンを終了することにした。診断結果は(試合中の)1、2回くらいに来た」と明かした。脇腹の状態については「大事な箇所なので、シャットダウンを選択した。詳細については話さない。脇腹の炎症は軽傷だ」とした。
6年目の今季は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンの世界一に貢献した。開幕後も投打の二刀流でフル回転し、打者ではリーグ最多44本塁打を放つなど打率.304、95打点、20盗塁と活躍。投手としても10勝5敗、防御率3.14と好成績を残し、2年ぶりのMVP受賞が確実視されている。
(Full-Count編集部)