中日・根尾の“孤軍奮闘”に竜党が期待 初勝利消えるも覚醒を予感「来年楽しみ」

中日・根尾昂【写真:小林靖】
中日・根尾昂【写真:小林靖】

初先発で7回途中まで力投、バットでは痛烈安打を放った

■中日 8ー7 広島(18日・バンテリンドーム)

 中日の根尾昂投手は18日、バンテリンドームでの広島戦で今季初登板初先発し、6回2/3を投げ4失点も自責点は0だった。降板直後にリリーフ陣が同点に追いつかれ、プロ初勝利はお預けになったが、走者を背負っても冷静に粘り強く投げ続けた姿勢に、ファンからは「何年も先発やってるような、組み立ても出来る投球だったな」と来季の飛躍を期待する声が集まっている。

 初回、先頭打者に四球を与えるも、後続を抑えて無失点の立ち上がり。4回に小園に初安打を許すも、ここも得点を与えず。6点リードの7回に、1死満塁のピンチを背負い、マクブルームの二ゴロの間に1点を失った。なおも満塁の場面が続いたが、根尾はここでお役御免。後続が捕まり、プロ初勝利とはならなかったが、6回2/3、98球を投げ4安打2奪三振4失点(自責0)の力投だった。

 今季初登板で見せた鬼気迫る投球に、ファンも熱視線。「根尾くんに勝利つけてあげたかった」「根尾くんのポテンシャルはもったいないと思ったなあ、あれを1軍で使わないのは」と、この日の活躍を讃えるコメントが多かった。また、「来年さらに楽しみやね」と、来季の覚醒を期待する声も集まった。打席でも野手顔負けの右安打を放ち、「バット短くもってミートしにいってるのに打球が強いように思える(原文ママ)」と、攻撃面でも貢献できるポテンシャルに注目していた。

 今季初登板で大きなインパクトを残した23歳。チームの残り試合が「9」ということから、残りの登板機会は多くないと予想される。シーズン最終盤に確かな輝きを見せた若竜の活躍に、多くの中日ファンが来季の希望を見た一戦だった。

(Full-Count編集部)

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