4差に5人、混沌のパ本塁打王争い 直近3戦3発の量産…5年目23歳に大逆転の可能性
日ハム万波は鷹3連戦で3発…トップの浅村&ポランコに1本差に迫っている
2023年のプロ野球も大詰め。セは阪神が優勝を決め、パはオリックスがリーグ3連覇へのマジックナンバーを「4」にしている。個人タイトル争いも佳境を迎え、パの本塁打王争いは4本差に5人がひしめく大混戦になっているが、ここにきて“量産態勢”に入ったのが日本ハム・万波中正外野手だ。5年目にして初タイトルなるか。その可能性を探った。
パのキング争いは18日終了時点で浅村栄斗内野手(楽天)とグレゴリー・ポランコ外野手(ロッテ)が24本でトップ。万波が23本で、近藤健介外野手が22本、柳田悠岐外野手(ともにソフトバンク)が20本で続く。
残り試合はロッテが最も多くて17、楽天が16、ソフトバンクが14、日本ハムが13になっている。9月の本塁打数はポランコが4本で万波3本、柳田が2本と続き、浅村と近藤は1本ずつだ。残り試合からもポランコ優勢に思える。
ただ、ここにきて一気に勢いづいたのが万波だ。16日のソフトバンク戦(エスコンフィールド)で先頭打者弾とサヨナラ弾を放つ離れ業。さらに18日の同カードでは右中間に23号と、ここ3試合で3本を量産した。
今後の日本ハムは楽天との5試合を筆頭にロッテと3試合、西武&ソフトバンクと2試合、オリックスと1試合を残す。楽天との対戦成績は.296、2本塁打。打率は対ソフトバンクの.301に続いて2番目に高い。さらに最多9発を放っているソフトバンクとは9月30、10月1日に対戦する。この2試合もポイントになりそうだ。
高卒5年目、23歳でビッグタイトル獲得なるか。残り試合の打席に注目が集まる。
(Full-Count編集部)