北の大地にメジャー6球団スカウト集結 29歳右腕に米熱視線「充実したシーズン」
米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が日本ハムの上沢直之を紹介
オリックスの山本由伸投手やDeNAの今永昇太投手がメジャーから高い評価を得ているなか、米球界が注目する日本人投手は他にもいる。米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が、NPBの注目選手を紹介。その中で、29歳右腕にもメジャーのスカウトから熱視線が注がれていると伝えている。
その右腕とは、日本ハムの上沢直之投手。防御率2.84、打者を三振に取る率(三振数/打席)が18.1%、四球を与える率(四球数/打席)は7.7%と、記事を公開した13日時点での成績を紹介。イニング数はNPB最多の158回1/3だとし「ウワサワはファイターズのために充実のシーズンを送っている」と言及した。
ただ、MLB入りについては、「コウへイ・アリハラ(有原航平投手=現ソフトバンク)規模の暗雲がたれこめているかもしれない」と可能性は低いとし、「直球は平均90.8マイル(約146キロ)辺りでパワーで圧倒するタイプではなく、三振を取れる球も、アリハラがMLB入りする際に持ち合わせていたコマンド(ピンポイントの制球力)も持ち合わせていない」と評価している。
それでも、完投勝利を収めた1日のオリックス戦(エスコンフィールド)はエンゼルス、ロイヤルズ、レンジャーズ、ダイヤモンドバックス、レッズ、カブスのスカウトが現地で観戦していると伝えていることから、右腕が海の向こうの興味を引く存在であることは間違いなさそうだ。
(Full-Count編集部)