元巨人助っ人が不名誉な“もらい事故” 炎上すること12回…続く低迷をNY紙が酷評

カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】
カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】

マイコラスは今季7勝13敗、防御率4.95と不安定な成績

 元巨人で、現在はカージナルスでプレーしているマイルズ・マイコラス投手に米メディアが“不名誉”な賞を授与した。米紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者が「2023年レギュラーシーズンのアワード」と題して、ここまでのシーズンを総括。1年間ローテを守りながらも、期待通りの活躍を見せることができなかった右腕に辛辣な評価をしている。

 記事では、今季の各チーム・選手のプレーや成績を基にMVPなどの各賞を独自選出している。ア・リーグのMVPには大谷翔平投手が選ばれる中、マイコラスにはありがたくない“逆サイ・ヤング賞”の評価が下された。

 ナ・リーグ中地区で最下位に沈んでいるカージナルスは今季、先発陣の不調に悩まされた。中でも42歳のアダム・ウェインライト投手は18日(日本時間19日)に、通算200勝を達成するも、シーズン通しては5勝11敗で、防御率は7.40という惨状。同紙は「彼ほど一貫性をもってお粗末な投球をした選手は他にいない」とバッサリ切り捨てた。ただ、引退を公表し区切りの大台に到達した42歳に対しては多くを求めない様子で、「彼の同僚を選ぶことにした」とマイコラスが“玉突き”で選ばれることになってしまった。

 その理由として「彼(マイコラス)は最低でも自責点5以上の先発登板が12回あった」として、不安定な投球が多く見られた今季に厳しい判定が下された。

 昨季は12勝を挙げて、3月に行われたWBCにも米国代表に選ばれ、メジャーでも屈指の先発投手となったマイコラス。今季は7月には故意死球による5試合の出場停止処分を受けるなど、ここまで7勝13敗、防御率4.95となかなか波に乗れなかった。それでもチームトップの187回1/3を投げるなど、日本時代からの献身的な姿は変わらない。消化不良な1年を乗り越え、来季は強豪カージナルスを支える存在になることを期待したい。

(Full-Count編集部)

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