大谷翔平、700億円超契約に潜む危険 米記者が示す歴史…最強打者も陥った“不良債権”
スタントン、プホルス、カブレラでも超大型契約に見合わず苦しんだ
今オフに超大型契約を結ぶとみられるエンゼルスの大谷翔平投手に、米記者が“不良債権”のリスクを指摘している。米紙「ニューヨーク・デイリーニュース」のビル・マッデン記者は過去の大型契約の例を挙げ、「はっきりとした根拠になっている」と提示している。
同記者は大谷の契約について「10年5億ドル(約740億円)が基準になるだろうと推測されてきた」と解説。一方、右肘の手術の影響で二刀流での活躍が不透明になったことで、多くの球団幹部に金額に抵抗はないか聞いたという。しかし、可能性はまだあるという回答を受けて「正直驚いた」と言及している。
大谷の実績は申し分ないとした上で、過去の例を提示。ジャンカルロ・スタントン、アルバート・プホルス、ミゲル・カブレラの名前を挙げ、「球界最高レベルの打者でさえ30代半ばに著しい衰えが見られ、長期契約の金額に値しない」と指摘。「オオタニと10年契約を結ぶ上での危険因子を示している」と警鐘を鳴らしている。
スタントンは2014年にマーリンズと13年3億2500万ドル(約482億円)で契約したが、2017年終了後にヤンキースにトレード。今季ここまで打率.189、24本塁打と低迷している。プホルスはエンゼルスとの10年契約を全うできず戦力外になり、最後はカージナルスで引退。カブレラも93試合で3本塁打と衰えが隠せず、今季限りで引退することになっている。
(Full-Count編集部)