エ軍退団から1年…大谷と仲良しの25歳はPO進出 好成績の裏にコーチとの出会い
昨年8月にフィリーズに移籍したマーシュ、プレーオフ進出に貢献
■フィリーズ ー パイレーツ(日本時間27日・フィラデルフィア)
フィリーズは26日(日本時間27日)、ポストシーズン進出を決めた。昨年エンゼルスから移籍したブランドン・マーシュ外野手は、6回に先制ソロを放って存在感を見せた。今季はここまで130試合に出場し打率.275、11本、55打点、OPS.817。怪我で離脱した時期もあったが、新天地で外野のレギュラーを掴んでいる。エンゼルスを離れてから1年。好結果を残すことができた裏側を地元紙に明かしている。
地元紙「フィラデルフィア・インクワイアラー」の取材に応じたマーシュは、好調の要因について「今年1年、ほぼ同じスイングをしている。5月に三振が続いたから1度変えたけど、昔だったら何回も変えていただろう」と、自分のスイングを貫いたことで、調子が安定したと明かした。
マーシュは2022年8月にローガン・オハッピー捕手とのトレードでフィリーズに移籍。その後、ケビン・ロング打撃コーチから受けた指導がバッティングに変化をもたらした。ロングコーチは、マーシュのフォームには動きが多すぎたことで、タイミングがうまく取れていなかったことに気付き、「足を広げ、頭を動かすのを止め、考えすぎないように」と指摘。「高校時代のようなスイングをしろ」と伝えたという。
マーシュは昨季、エンゼルスでは打率.226も、移籍後は打率.288と好調。今季も3月・4月には27試合で打率.329をマークした。マーシュは「頭からつま先まで考えることを辞めたら、打てるようになった。しかも、少しだけ簡単に」と語っている。元チームメートだった大谷翔平とは仲良しで知られる25歳は、これからどんな野球人生を送っていくのだろうか。
(Full-Count編集部)