増える逆輸入…元助っ人だけの“特権” 元鷹右腕がメジャー特有の制限をクリアする訳
元ソフトバンクのレイ、サービスタイムは6年未満も今オフにFAになる
元ソフトバンクでブルワーズのコリン・レイ投手の契約が注目を集めている。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」のスティーブ・アダムス記者は、「NPBやKBOからメジャーに戻ってくる選手にとっては、契約にこういった条項を含ませるのは稀なことではない」と、メジャー特有の制限に当てはまらないことを伝えている。
同記者は自身のX(旧ツイッター)に「関係者によると、右腕のコリン・レイの契約には、メジャーリーグ・サービスタイムが6年未満にもかかわらず今年の冬にFAになることを許可する文言を含んでいる」と投稿。通常はメジャー26人枠の期間が6年に満たなければFAになれないが、NPBを経由することでその限りではないという。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」のマーク・ポリシュク記者は、メリットを解説。「MLBであろうが海外であろうが、(本来であれば)年俸調停権を有する選手としてよりも、大きな契約を求めるための柔軟性が少し与えられる」としている。レイは今季25試合に登板し6勝6敗、防御率4.74の成績、近年ではマイルズ・マイコラス(カージナルス)ら逆輸入選手の活躍が目立っている。
(Full-Count編集部)