低迷エ軍、異例の大合唱「チーム売却せよ」 大谷翔平の式典も…オーナー現れず「最悪」
エンゼルスはタイガースと並んでポストシーズンから最も遠ざかっている
■エンゼルス ー アスレチックス(日本時間1日・アナハイム)
エンゼルスの長期に渡る低迷に、ファンの鬱憤が爆発した。9月30日(日本時間1日)に本拠地で行われたアスレチックス戦に3-7で敗れ、試合中には「チーム売却せよ」の大合唱が起こった。また、試合前にはチームMVPに選ばれた大谷翔平投手らを祝う式典も行われたが、球団オーナーは現れなかった。
地元紙「LAタイムズ」は、異例の大合唱を「ファン共通のメッセージ」と表現。「エンゼルスのアート・モレノオーナーは昨年オオタニがチームMVPに選出されたときはグラウンドでの式典に参加したが、今年彼をグラウンド上で祝福したフロントの一団の中にはいなかった」と、状況を伝えている。
大谷が式典のためにダグアウトから駆け出ると、歓喜の大歓声に包まれたが、試合が始まると空気は一変。8回が終わる頃にはファンのトーンはかなり変わり、「チームを売却せよ」のチャントが一時、「アート(・モレノオーナー)は最悪」のチャントに変わったという。
今季のポストシーズンに進出するチームがすべて決まり、エンゼルスはメジャー30球団で、タイガースと並んで最も遠ざかっている球団になった。大谷も今オフにFAを迎え、来季どのチームでプレーするかは不透明な状況。チームの売却を求めるのも無理はないと言えるだろう。
(Full-Count編集部)