借金16のエ軍は「全て改善しなければ」 大谷翔平がいても…番記者が指摘する課題
MLB公式ボリンジャー記者「選手層改善に取り組んだがうまくいかなかった
大谷翔平投手が所属するエンゼルスは、73勝89敗で地区4位に終わってポストシーズン進出を逃し、フィル・ネビン監督が退任した。MLB公式サイトのエンゼルス番レット・ボリンジャー記者が今季の惨状を振り返った。またチームMVPには大谷を選出した。
チームの低迷が続く上に「二刀流のスーパースターの契約最終年だった。ミナシアンGMはオオタニを残留させることが今オフ、チームの最優先事項だと語ったが、エンゼルスにはその他の問題が山積している」と課題だらけだ。
最大の原因としては「シーズン中、複数の怪我に悩まされて打開することができなかった。またトレード期限で補強したが、8月に大型連敗を喫してシーズンが事実上終了した」ことを挙げた。レンドンやトラウト、そして大谷も故障でフルシーズンを戦うことはできなかった。
「最高に練られた計画でもうまく行かない時がある。エンゼルスはオフシーズンとトレード期限に選手層の改善に取り組んだが、うまく行かなかった。怪我人が多すぎた。そして、先発ローテーションも戦犯だった。2022年のチーム先発防御率は3.67だったが、今季は防御率4.47に悪化した。サンドバル、デトマーズ、アンダーソンはもっといいピッチングをしなければいけない」と厳しく指摘した。
借金16の現実に「全てにおいて改善しなければいけない」という。チーム231本塁打はメジャー5位とパワーでは評価されているだけに「状況に応じたバッティングと、ローテーションを改善しなければいけない」と述べた。
苦しんだチームのMVPについては「オオタニ以外誰がいるのか?」と即断。「彼はまたもや、世界で最高の選手だった。このチームで過ごすことを快適に感じているが、チーム在籍中に勝ち越したシーズンは1度もない」と二刀流の活躍とともに去就を案じていた。
(Full-Count編集部)