大谷翔平に被弾で「頭抱えた」 敵軍エースの完璧な投球を…忘れられぬ“衝撃弾”
フリーランドは25号を浴び「あの球を打たれて頭を抱えたよ」
エンゼルスの大谷翔平投手は、今季44本塁打を放って日本選手初の本塁打王に輝いた。美しいアーチを数多く描いてきたが、25号を打たれたロッキーズのカイル・フリーランド投手が、コロラド州の地元メディア「デンバー・スポーツ」で被弾を回顧。「あの球をホームランにできる人間は、惑星上ただ1人、オオタニだけ」などと今も忘れぬ衝撃を明かした。
フリーランドは6月23日(日本時間24日)の一戦に先発。同点の5回無死から、大谷に対して内角チェンジアップを投じた。見逃せばボール球という1球を詰まりながらも右中間に運ばれ、左腕は呆然と打球の行方を見守るしかなかった。
「あれは見せ球だった。ストライクを投げるつもりはなかった。次の球を生かすために、少しだけ足(の体勢)を動かさせたかった。そうしたら次の瞬間、手をたたんで、ボールに角度をつけてスタンドに放り込んだんだ。しかも投げた瞬間、狙った通りの場所に投げられたと感じていた。のけぞってくれるか、当たりそこないの打球になるか、ファウルになるかと思っていた。だけどスタンドまで飛ばしてしまった」
同メディアのパトリック・ライオンズ記者から「これは彼にとってよくあることですか?」と聞かれると「ああ。(過去にも)えげつないホームランを見たことがある。彼は対応できるゾーンが広い。あの球を打たれて、頭を抱えたよ」と振り返り、改めて大谷を称えていた。