西武・山川穂高、騒動後初の公の場で謝罪 深々と頭下げ「妻と娘にも迷惑かけた」
9日から行われるフェニックスL参加決定、5か月ぶりの実戦復帰へ
西武の山川穂高内野手は、9日から30日まで宮崎県内で行われる秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」に参加することが正式決定した。5日に本拠地ベルーナドームでファームの練習に参加後、報道陣の取材に応じ「ファンの皆様、球団関係の皆様に多大な迷惑をかけてしまいました」と謝罪した。
5月に強制性交等の疑いで書類送検され、8月には不起訴処分となった。しかし事態を重く受け止めた球団から、9月4日に無期限の公式試合出場停止処分を受けた。ただ、非公式戦であるフェニックス・リーグは処分の対象外。5月11日のロッテ戦(ベルーナドーム)以来実戦から遠ざかっている山川が、参加を希望した。本来2軍レベルの若手のアピールの場であるフェニックス・リーグに、本塁打王3度を誇る山川のような主力が参加するのは極めて異例だ。
この日のファーム練習では、ティー打撃、フリー打撃の後、三塁の守備位置に就いてノックを受け、時おり声を張り上げながら汗を流した。練習後、5月12日の出場選手登録抹消後、公の場では初めて口を開いた。
会見冒頭で、「僕の口から謝罪したいと思います」と切り出した山川。続けて、「ファンの皆様、球団関係の皆様に多大な迷惑をかけてしまいました。本当にすみません。妻と娘にも迷惑をかけてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と、自身の騒動について、反省の言葉を述べた。
現在は無期限の公式戦出場停止処分中だが、処分の解除に信頼回復は不可欠。復帰については、「野球選手としても父親としても、もう1度信頼していただけるように、応援していただけるように、反省してやっていきたいと思います」と語った。
今季は17試合出場、打率.254(59打数15安打)、0本塁打、5打点。国内FA権取得までの1軍登録日数には17日足りないが、故障者特例措置によって日本シリーズ終了後に取得選手として公示される見込みとなっている。