“年俸100億円”も…1年で5回も負傷 怪我人続出のエ軍…記者が苦言呈した2人のスター

エンゼルスのアンソニー・レンドン(左)とマイク・トラウト【写真:Getty Images、ロイター】
エンゼルスのアンソニー・レンドン(左)とマイク・トラウト【写真:Getty Images、ロイター】

“合計年俸100億円”トラウトが2回、レンドンが3回IL入り

 今季のエンゼルスは、怪我に泣いたシーズンでもあった。アンソニー・レンドン内野手や、マイク・トラウト外野手が複数回にわたって負傷者リスト(IL)入りするなど、毎日のように負傷者が出ていた。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者が、その原因を分析した。

 地区4位に終わったエンゼルスでは、防御率1点台でブルペンを支えていたマット・ムーア投手が5月に、3割近い打率で打線を支えたジオ・ウルシェラ内野手が6月に離脱すると、7月にはトラウトが左手を負傷して手術を受けた。その他にも負傷者が相次ぎ、9月には大谷翔平投手も離脱。今季は34人、計42回のIL入りの動きがあった。同記事によると42回は今季MLBで3番目に多い数字だという。

 故障者が続々する原因はどこにあるのか。同記事ではメディカルスタッフ(トレーナー)については新人が多いものの、選手からの評価もまずまずで「問題ではない」と分析。原因としては、選手を休ませたいときに、「ハムストリングや股関節の張り」と言って、ILに入れさせることが多いことで回数が増えていること。レンドン、トラウトの名前を挙げ、「野手の平均年齢が上がっていること」と指摘した。

 フレッチャー記者は、今季が際立って負傷者が多かっただけで、2021年や2022年は特別多い訳ではないと分析。今季はトラウトが2回、レンドンが3回IL入りしており、「過去3シーズンのうちトラウトは49%、レンドンは30%しかプレーしていないのに、2人で毎年7000万ドル(約103億9900万円)以上かかっている」と、満足にプレーできていない2人に苦言を呈していた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY