中日退団ロドリゲスの武器は「力強い成績と若さ」 “27.5”を高評価…MLBとバラ色の契約へ
中日を自由契約となったロドリゲスについて米移籍情報サイトが評価
中日のジャリエル・ロドリゲス投手が6日、日本野球機構から自由契約選手として公示された。2020年から中日でプレーし、昨季は56試合に登板して39ホールドを挙げて最優秀中継ぎを獲得。しかし、今春は出身のキューバ代表としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場後、来日せず。地元メディアがキューバから亡命したと見られる報道をしており、近いうちにMLBのFA権を申請すると見られている。では、実際に現時点での米国での評価はどのようなものなのだろうか。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」のニック・ディーズ記者が、4日(日本時間5日)に公開した記事の中でロドリゲスに言及。FA権を申請した場合、メジャー各球団の「獲得ターゲットとして関心を集める可能性がある」とした。
何よりも注目は昨季の成績だ。「54回2/3を投げ、防御率は僅か1.15、27.5%の割合で三振を奪った。これは、断トツでキャリアベストの成績だ」と、リリーフとして新境地を示したと評価。2020年からの通算でも奪三振の割合は25.4%と高く、「もし今オフMLBと契約する機会を得れば、日本での力強い成績と(26歳の)若さを武器に、リリーバーとして非常に興味深い存在の1人になる」と記している。
全米野球記者協会に所属のフランシス・ロメロ記者がX(旧ツイッター)で伝えたところでは、メジャー球団から5年5000万ドル(約74億円)から7000万ドル(約104億円)規模のオファーを受ける“バラ色”契約の可能性があるともいうが……。中日だけでなく、日本の野球ファンとしても胸中複雑だが、ジョシュ・ヘイダー(パドレス)、マット・ムーア(マーリンズ)、アロルディス・チャップマン(レンジャーズ)ら今オフFAのリリーフ投手たちと共に、注目を集める存在になりそうだ。
(Full-Count編集部)